まいど!kojiです!
一年に一度、亡くなったご先祖様の霊が帰ってくる時期があります。
その時期を「盆」と言います。
ご先祖様の霊を迎える行事 お盆
盆はご先祖様を供養する行事で、帰ってくる日の8月13日を「迎え盆」、あの世に戻っていく日の8月16日ごろを「送り盆」と言います。
もともとは旧暦の7月が盆の時期でしたが、新暦になって1か月ほど暦がずれると、それに習って8月を盆とするところが多くなりました。
迎え盆には、ご先祖様の霊が迷わないように、「迎え火」と言って家の入口付近で小さな火を燃やします。
ご先祖様の霊がやってきている間はお花や、果物を供え、お坊さんにお経をあげてもらい、きゅうりで馬を、茄子で牛の形を作ってお供えもします。
これはただの飾りではなく馬は足が速いことからご先祖様がきゅうりの馬に乗って早く帰ってこられるように、牛は足が遅いことから茄子の牛に乗ってゆっくり戻っていくように、との意味があります。
いずれも長く居て欲しいと言う願いが込められているのです。
またこの時期には盆踊りも行われます。もともとはご先祖様たちに喜んでもらうために始まったものです。
そして送り盆には、ご先祖様の霊を送り出す為に「送り火」を燃やします。これは迎え火と同じ場所で行うとされていますが、河原や山で行われる時もあります。
有名な「大文字焼」や川に提灯を流す「精霊流し」も送り火の一種です。
盆はもとは、仏教の儀式の一つでお釈迦様(別記事 4月8日 今日は何の日?)の弟子の目連と言うお坊さんが、地獄に落ちた母を救うために、食べ物のお供えをした「盂蘭盆会」が縮まり、盆と呼ばれるようになりました。
この日は他にも…
イギリスの看護婦ナイチンゲール(別記事 5月12日 今日は何の日?)が亡くなった日(1910年)
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