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鎌倉幕府を倒した足利尊氏が征夷大将軍になった日
足利尊氏は下野の国(今の栃木県)足利で生まれたと言われています。

鎌倉時代の終わりころの事でした。
源頼朝(別記事 7月12日 今日は何の日?)によって開かれた武士の政権である鎌倉幕府ですが、その頃の実権は北条氏が握っていました。

源氏の家系である足利家に育った尊氏は、「いつかきっと源氏の世に戻して見せる」と考えていました。
それは日本全国の武士たちも同じでした。
北条氏に支配されていた鎌倉幕府を倒す時を、誰もがうかがっていたのです。
そして1333年、後醍醐天皇が兵をあげ、幕府に戦いをいどみます。

尊氏も北条氏を打つべく立ち上がりました。尊氏の軍勢は、鎌倉幕府の役所を攻め落とすなど、活躍しました。
こうして鎌倉幕府は滅びましたが、後醍醐天皇が武士たちに与えた褒美は、ほんのわずかでした。
「これでは何のために戦ったのかわからない」
不満を持った武士たちをひきいて尊氏は鎌倉に向かいます。
後醍醐天皇は共に戦っていた武将の新田義貞に尊氏を倒すことを命じます。

一度は追い詰められた尊氏ですが、そこへ光厳上皇(前の天皇)から「新田を倒せ」という命令が届きました。

上皇が味方に付き、勢いづいた足利軍に攻められて、後醍醐天皇と新田義貞は逃げていきます。尊氏は光厳上皇の弟を光明天皇として立て、京都に朝廷を開きました(北朝)。
1338年(建武5年)8月11日に、尊氏は征夷大将軍(幕府の将軍)に任ぜられます。
いっぽう、吉野(今の奈良県吉野郡)に逃げた後醍醐天皇は北朝を認めず、南朝を開いて対立します。
これが2つの朝廷が争う南北朝時代の始まりでした。
この日は他にも…
山の日 国民の祝日の一つ。山に親しむ機会を持って、山に感謝する日。
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