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広島に原子爆弾が投下された日

第二次世界大戦の末期、日本の戦況はどんどん悪化していきました。
占領地を次々に失い、アメリカの爆撃機が日本の各地を攻撃するようになりました。
その頃のアメリカは、かねてから準備していた計画を進めています。
これは「マンハッタン計画」と呼ばれ、原子力による新型爆弾(原子爆弾)を開発するものでした。
そして1945年7月に、アメリカは原子爆弾の実験に成功します。
こうして完成した原子爆弾が1945年8月6日午前8時15分、アメリカの爆撃機B-29エノラ・ゲイから広島に投下されました。

高度600mで原子爆弾が爆発し、その瞬間、広島の町は炎に包まれました。巨大なキノコ雲が立ち上がり、空を覆いつくします。

数千度という熱風が吹き荒れ、多くの建物がくずれるか、燃えてなくなりました。
人々もまた、熱線を浴びて燃え上がり、次々と命を落としていきました。およそ8万人の人々が、一瞬のうちに亡くなったと言われています。
広島は、この一発の原子爆弾で壊滅しました。

原子爆弾の特徴は、強力な爆発や高温の熱風だけではありませんでした。
放射線を、広い範囲に放出したのです。それによって亡くなった人も大勢いました。
また、生き残った人々もこの放射線を浴びた為に、さまざまな病気や症状にずっと苦しみ続けています。

アメリカは同年8月9日の午前11時02分に、今度は長崎市に原子爆弾を投下します。7万人を超える犠牲者を出し、長崎もまた壊滅しました。

日本は世界でただ1つ原子爆弾による攻撃を受けた国です。
その悲惨さを世界に伝え、平和を祈るために、毎年8月6日は広島で、9日には、長崎で式典が行われています。

この日は他にも…
アメリカの画家 アンディ・ウォーホルの誕生日(1928年)
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