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エリザベス・ブラックウェルは1821年にイギリスで生まれました。

当時女性は勉強をするよりも結婚して家庭に入ることが幸せだとされていましたが、学ぶことが好きだったエリザベスは、幼い頃から父に教育を受けていました。
世界で初めての女性医師 ブラックウェルが亡くなった日
「エリザベス、お医者さんになる気はないの?」
24歳の時、病気の友人に、尋ねられたエリザベスはびっくりしました。
「私が医者に?なぜ?」「女性のお医者さんがいたら、もっと早く相談できて、こんなに病気が重くならずにすんだもの」
その日の会話がエリザベスに医者への道を決心させたのです。
男女差別が根強く、女性が医者になるなど、ほとんど想像も出来ない時代の事でした。
26歳で、医学校に入るためアメリカのフィラデルフィアに行きます。
いくつもの学校から断られ、ようやくニューヨークのジェニーバ医学校に入学を許されました。
研修で訪れた貧しい人たちの為の施設では、チフスが大流行していました。
効果のない古い治療法で多くの人が死んでいくのを見て、エリザベスは嘆き悲しみました。
「不潔な環境が原因だわ」
エリザベスはすぐに論文を書き、予防医学の大切さを訴えました。
そして28歳の時に、ついに、医師免許を取り、フランスのパリの産科病院で働きますが、重い目の病気によって左目を失明します。
しかし、エリザベスはいつまでも失望してはいませんでした。
「女性医師を増やすこと、そして病気の予防を教えることが私の使命よ」
そう決意し、同じく医師になった妹のエミリーらと共に、女性と子供の為の病院をっ作りました。

また、ニューヨーク、続いてイギリスのロンドンに女子医学校を設立し、自ら学生を教え育てました。
エリザベスは、後に続く女性医師たちを育て続け、1910年5月31日に89歳で亡くなりました。
この日は他にも…
オーストリアの作曲家 ハイドン(別記事 3月31日 今日は何の日?)が亡くなった日(1809年)
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