まいど!kojiです!
1919年、あるお金持ちがこんな呼びかけをしました。
「飛行機で大西洋を渡って、アメリカのニューヨークからフランスのパリ迄一度も着陸せずに飛び続けられた人には、賞金をあげましょう。」
ニューヨークからパリまでは、およそ5800K。しかも大西洋と言う海を越えなければなりません。何人もの飛行士たちが大西洋横断に挑戦しました。
ところが、成功する人は現れず事故で命を落とす飛行士もいました。
当時はまだ、今のようなジェット機が生まれる前で、飛行機と言えばプロペラ付きの小型機が主流でした。また、スピードも遅かったのです。
リンドバーグが小型飛行機で大西洋横断に出発した日
「僕も挑戦してみたい」
そう考えたのは、アメリカの飛行士チャールズ・リンドバーグでした。

25歳のリンドバーグは、1927年5月20日午前7:52「スピリット・オブ・セントルイス号」と名付けた小さな飛行機でニューヨークを飛び立ちました。乗っているのは、リンドバーグ、ただ一人です。
出発から時間が経ち、空は暗くなっていきます。
眠気と闘いながら夜間飛行は10時間近く続きました。
夜が明けてきたころ、リンドバーグは叫びます。「陸地が見えてきたぞ」
そして、また日が暮れて夜になりました。「大丈夫、きっと着けるぞ」しばらくすると闇の中に明かりがいくつか見えてきました。
リンドバーグは飛行機にこう話しかけました。
「翼よ、あれがパリの明かりだ」
こうして、5月21日におよそ33時間半の飛行の末、リンドバーグは無事にパリに到着し、世界的な大ニュースとなりました。

この日は他にも…
新東京国際空港(今の成田国際空港)が開港した日(1978年)
東海道新幹線の生みの親 島秀雄が生まれた日(1901年)
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