あまり聞かない日本の昔話 山のせいくらべ


まいど!kojiです!

あまり聞かない昔話をシリーズにして書いていこうと思います。

やまのせいくらべ

むかしむかし、富士山が、今ほど背が高くなかったころのことです。

富士山には、お姉さんの山がいました。

その山は、「下田富士」と呼ばれていました。

二つの山は、背の高さは同じくらいでしたが、見た目はまったく違いました。

妹の富士山は、頭に雪をかぶった、美しい山。

姉の下田富士は、ぼてっとした岩山でした。

人々は、二つの山を見上げると、決まって、こう言いました。

「なんとまあ、富士山の美しい事よ。」

「それに比べて、下田富士ときたら、まるで、ぼたもちのようじゃ。」

ほめられるのは、妹の富士山ばかり。

姉の下田富士は、恥ずかしいやら、くやしいやら。

もう誰にも見られたくない、と、天城山と言う山の影に隠れてしまいました。

富士山は、姉の下田富士が隠れてしまい、寂しくてたまりません。

一目でいいから会いたいと、毎日背伸びをしているうちに、ずんずんと、背が伸びていきました。

気が付くと、頭が雲の上に出て、今のような高い山になっていました。

こうなると、富士山は美しさだけでなく、背の高さでも日本一ではないか、と言われるようになりました。

これを聞いて、面白くないのは、他の山たち。

自分こそ日本一の山だ、と富士山と背比べを始めました。

しかし、どんな山も富士山にはかないません。

「つがる富士」「岩手富士」と呼ばれている山たちも、あっさりと負けてしまいました。

最後に出てきたのが、「加賀の白山」(今の石川県南部)です。

富士山も白山も堂々としていて、どちらが背が高いか勝負が付きません。

山たちは、集まって話し合いをしました。

 

「山のてっぺんに、とい を渡して、水を流してみよう。

水が流れた方が低いからそっちの負けだ。」

みんな賛成して、両方の山のてっぺんに、とい が渡されました。

全国の山たちが、息をのんで見守る中、さあ、水が注がれます。

つつーっ…と流れて行ったのは白山の方でした。

負けた白山の、悔しがった事。

こうして富士山は、日本一の山になりました。

みなさんも、富士山の姿を見たら、この話を思い出しながら、

じっくり眺めてみてください。

koji

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スーパーマーケット勤務で野菜と果物を販売しています。 野菜と果物を見つめて40年!現在進行形のプロです。 好きな物はとにかく”肉”が好きです! カツカレー、焼き肉、ステーキ、生姜焼きまで!たまりません! 歌も好きで、暇をみては一人カラオケします! それから、ヒーロー達の乗り物が好きなんです。 例えば【サンダーバード】に出て来るメカ、 【バットマン】が乗っている全ての乗り物、 【マジンガーZ】を操縦する頭の上に乗っかるホバーパイルダー、 古くは 【スーパージェッター】の流星号、 【マッハGOGOGO】のマッハ号 などのミニチュアを集めてます。 【ルパン三世】も大好きで『カリオストロの城』でハマりました。 細かい物まで見つけては集めてます。