まいど!kojiです!
今回は【バナナ】についてお話します。
バナナと聞くと、今では「食べたことが無い!」なんて人はいないと思いますが…。
スーパーマーケットに行けば、必ず売っていますよね?
朝食?おやつ? どんなタイミングで食べるにせよ、どこのご家庭にもある商品だと思います。
こんなに手軽に買える【バナナ】
実は バナナを作るには、大変な手間がかかっているんです。
とてつもなく広大な土地で作っています。
それをこれから皆さんにご紹介しますね。
バナナができるまで
バナナは園地の山の低い所で作る低地栽培、昼夜の寒暖差がある高い所で作る高地栽培があります。
作り方は一緒ですが収穫時期に差が出来ます。低地栽培のバナナはおよそ10か月で出来ますが、高地栽培のバナナの場合は約1年かかります。

育苗施設で苗を育て畑に植えて

約半年後につぼみが出来ます

上の写真は手作業で花を取っています。
放置すると花が固くなり、他のバナナをキズ付けるからです。
下の写真は傷つかない様に房と房の間にビニールを入れます。
樹液がついて汚れない様に新聞紙をかけます。虫よけにもなります。
全て【手作業】です。

つぼみが出てから、約4か月後に収穫時期を迎えます。
皆さんこの写真をみてバナナの木って思ってませんか?
実はバナナは草なんですよ。たくさん集まって木のように見えるんです。

バナナを傷つけないように丁寧に収穫。

収穫されたバナナは箱詰めするので選果場へ。
まず選果場では到着したバナナの汚れと、
切り口から染み出した樹液を水で洗います。

カット、計量、袋詰めをします。

箱詰めされたバナナは冷蔵コンテナで、
港近くの冷蔵倉庫まで運ばれます。

冷蔵チャーター船でフィリピンから日本の港へ
約1週間かけて運びます。


日本に到着後、直ちに陸揚げされ、
温度管理された倉庫で保管

輸入されたバナナは青いままです。

温度管理された倉庫を 室(むろ)と言い、ここで「追熟加工」をします。
黄色くなるまで約1週間

左から順々に黄色く追熟しているのがわかります。
バナナのでんぷんを糖に変換させます。
これでやっと出荷ができ、お店の店頭に並びます。
バナナの最適な温度
13~14度 バナナも植物です。呼吸をしています。その呼吸を抑制する温度です。
23度以上になると今度は呼吸が活発になり過熟になります。

シュガースポットと身割れです。
まとめ
このように育成時に手作業で、ビニールをかけ、新聞をかけ、花をすべて摘み、房の間引きもします。
1年半もの間、これだけのことをやって、やっとバナナが出来上がるのです。大変な手間と作業です。
保管のアドバイス
- 保管はできれば13~14度で。
- 23度以上は✖。
- 直射日光は避ける
- 冷風を避ける
- 落下、衝撃に注意
- 強く握らない
- 積み重ねない
購入時のポイント
山の上へ行けば行くほど、糖度が上がるのでおいしい。
そのかわり、値段も上がる。
スーパーマーケットでたくさんの種類のバナナがあって迷ったら、
値段が高い物が一番糖度が高くおいしい。
逆に値段の安いバナナは、それなり です。 迷ったらこれで判断して下さい!
それでは、皆様 バナナをもう一度見直して頂いて、美味しく 食べましょう!
koji